Webサイトを公開したのはいいが、アクセス解析を見ると、訪れた人(以下、ユーザーと呼びます)があまりページを見ていないような印象を受けたり、入り口になったページからすぐに離脱していたりといった状況はないでしょうか?
Webサイトはサイトをユーザーが欲しい情報を得るために適切に誘導することが必要になります。
この記事では、Webサイト内部のユーザーの道筋、「導線」どのように考えるべきか、サンプルサイトを例に解説します。
Contents
典型的なコーポレートサイトの構成を例に解説
今回はBtoBのサービスを提供している企業のコーポレートサイトを例に解説していきます。
サンプルのサイトの構成は以下です。
サンプルサイト構成
- トップページ
- コンセプト(自社の特長など、企業のコンセプトを紹介しているページです)
- サービス案内(サービスごとに個別のページがあるイメージです)
- 会社概要(企業情報、アクセスを掲載)
- お客様の声(サービスを利用したお客様の声です)
- よくある質問(過去に受けた質問をまとめてあるページです)
- お知らせ(新サービスのリリースや、よくある質問などのコンテンツの追加などを周知するページです)
- 問い合わせ(お問い合わせフォーム)
導線を考える前提として、サイトの最終目標を「お問い合わせ」とします
今回は「問い合わせ」ページに辿り着いて、フォームから問い合わせをもらうことを目的とします。
導線はサイトのページ間を関係性で繋ぐ
サイト内に導線を張り巡らせる理由は「ページ同士をリンクして、見ている方が必要な情報を得やすい状態を作る」こと。
自社やサービスに興味を持ったユーザーが次に見たいであろうページを、コンテンツの関連性でリンクしていくようなイメージです。
自分が企業のWebサイトを見ているときに感じているかと思いますが、今見ているページと関連しているページのリンクを示されると、次のページも読んでもらいやすくなります。
以下の例では「サービス案内」から「お客様の声」に、またその逆に「お客様の声」から「サービス案内」へリンクを張ることを推奨していますが、それぞれ入口が違った場合を想定していますので意味があります。
全ページ共通の導線
基本的に全ページの下部には「お問い合わせ」や、主要ページへのリンクを記載していありますが、今回はヘッダー、ページ下部の導線の説明を割愛していますが、それらは当然つけておくべきです。
トップページからの導線
基本的には、全てのコンテンツの総ざらい的な構成でOKです。
しかし、全てのユーザーがトップページからサイトに入ってくるのではないので、他のページから入ってくることも想定する必要がある。
だから、トップページから問い合わせまでの流れを考えるのではなく、他のサービスページや会社概要から入ってくる場合も想定して起きます。
「特長」ページからの導線
企業のコンセプトや代表メッセージの後は、以下のコンテンツを見るのが自然な流れです。
実際に何をしている企業なのか → サービス案内
どんな企業なのか → 会社案内
「サービス案内」ページからの導線
サービスの一覧ページからは、サービス個別のページへリンクします。
サービス個別のページからは、「お問い合わせ」に誘導するのはもちろん、もっと深く知りたい方向けに「お客様の声」や「よくある質問」へ誘導します。
「お客様の声」ページからの導線
「お客様の声」ページは、サービス別にまとまっていると見やすいです。
個別のお客様の声は、そのお客様が利用されたサービスへのリンクとセットで掲載します。
見出しでどういった困り事が解決したのかを書き、見込客の困り事を解決できるのか示します。
本文はその説明になっていると良いです。その下に「ご利用のサービス」としてリンクを掲載します。
「よくある質問」ページからの導線
サービスが複数ある場合は、サービス別に分けると見やすいです。
よくある質問ページを読んでも疑問が解決しない方には、問い合わせを促します。
「お知らせ」ページからの導線
新しいサービスのリリース記事であれば、その新しいサービスの紹介ページへリンクします。
その他、「よくあるご質問」や「お客様の声」などのコンテンツの追加時に追加したことと、該当ページへのリンクを張ると良いです。
「会社案内」ページからの導線
「特長」ページや「サービス案内」ページへリンクを張ります。
ページとページの内容につながりがある時はリンクを張る
以上がコンテンツページの導線について簡単に説明しました。
基本的にはページとページで関係がありそうなページへリンクを貼っておけば、問題ありません。