お問い合わせフォームを改善してコンバージョンアップする方法『EFO(Entry Form Optimization)』

お問い合わせフォームを改善してコンバージョンアップする方法『EFO(Entry Form Optimization)』

こんにちは、福岡のWeb制作・広告制作ベクタークリエイティブの前田です。

せっかく自社サイトを作って、アクセスも上がってきたのに、お問い合わせフォームからのコンバージョンが少ない、ということがあります。
お問い合わせフォームにアクセスがある場合、そのフォーム自体に何かしら問題点があると考えられます。

この記事では、僕がこれまでに経験したお問い合わせフォームの改善方法をまとめてみました。

実際に自分が携わっていたお問い合わせフォームの以下の点を改善することで、
前年と比べて、2倍近いコンバージョンを獲得することができました。

お問い合わせフォームのコンバージョン不足に困っている方は、以下をチェックしてフォームを改善していきましょう。

Contents

お問い合わせフォーム改善例

後に記載しているお問い合わせフォームに見られる問題点に対応したデザイン例を以下に載せています。
問題点と併せて確認すると、分かりやすいです。
※クリックで拡大します。

お問い合わせを改善してコンバージョンを上げる方法改善例

コンバージョンが少ないお問い合わせフォームの5つの問題点

1.入力項目が多すぎる

基本的に、Webサイトを訪れるお客さんは面倒くさがりです。
そんな面倒くさがりなお客さんには、必要最低限の入力項目を入力してもらって、送信してもらうようにしましょう。

例えば、名前を入力してもらう際の入力欄を「姓」「名」のように2つに分けているフォームがあります。
自社で使っているシステム上、そのような入力項目にしないといけないのであればしょうがないのですが、特に変更して問題がないのであればここは「氏名」と一つの入力欄に絞ってしまう方が良いです。

特にPCで入力する際、タブキーで入力するエリアを切り替えられることを知らない人は、いちいちキーボードとマウスを持ち替えて入力することになるので、面倒臭さを感じさせてしまいます。

その他、経験上、メールアドレスの確認欄はいりません。

2.どれが入力必須項目なのかわかりづらい

たまに入力項目の見出しの横に*が付けられていて、それが入力必須項目であることを表している場合があります。
こういう場合、入力必須項目であることわかりにくいため、送信ミスをしやすくなってしまうので、お客さんは送信するまでに諦めてしまうことがあります。

入力必須項目であることをわかりやすくするには、赤い背景に白抜きの文字なので「必須」など、目を引く表示にしておく必要があります。
また任意の項目でも「任意」と記載しておくともっとわかりやすくなります。

3.残りどの程度のステップで送信が完了するかわからない

フォームの使用にもよるのですが、通常入力画面.入力内容確認画面.送信完了画面のようにフォーム内で画面遷移をすることがあります。
このように画面遷移する場合は.現在どのページ同ステップにいるのか安く表示しておくことが重要です。

4.送信後、どの程度の期間で返信があるのかわからない

お客さんは何か困ったことや、知りたいことがあって、お問い合わせフォームを利用しています。
電話でなくお問い合わせフォームを利用していることから、そこまで緊急性を高いものではないと考えられますが、どの程度の期間でお客さんに返信するか記載しておいた方が安心です。

具体的に言うと、お問い合わせフォームを開いてまず目に付くところに、「送信から3営業日以内にご連絡いたします」など、期限を切って返信の目処を予告しておくと良いです。

5.エラーの表示がわかりづらい

入力内容を間違えてエラーになった時に、画面上部にエラーが表示され、ページを下ってページ上部のエラー表示が見えない位置に修正して入力する必要のある入力欄がある場合があります。
このとき、修正する入力欄が赤くなるなど目立つようにしておけば良いのですが、表示が変わらないフォームだと、お客さんは非常に困ります。わざわざ、エラーになっている箇所自分で探さないといけないからです。

こうならないためには、「入力内容を確認する」ボタンをクリックした時に、ページ遷移なくエラー箇所にスクロールしてエラーが表示されるような機能を付けておくと、非常に親切です。

基本的に過剰なほど分かりやすさを意識する

先に書いたように、基本的にお客さんは非常に面倒臭がりです。
手間が増えるたびに「やめちゃおうかな」という気持ちが大きくなっていきます。
そうならないように、普段、自分がお客さんの立場でお問い合わせフォームを使った時に思ったこと、感じたことを元に無駄な手間を省いたお問い合わせフォームを作ることが大切です。
せっかくお問い合わせフォームまで辿り着いたのに、送信しないでサイトを出て行ってしまうのは非常にもったいないです!