こんにちは、福岡のWeb制作・広告制作ベクタークリエイティブの前田です。
「文章がスラスラ書ける…わけない」
メールの受信トレイにこの見出しを見つけた時、思わずメールを開いてしまいました。
この見出しは、オンラインスクールのSchoo(スクー)で開講されている文章講座のキャッチコピーでした。
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なぜ、思わずメールを開いてしまったのか?
実はスクーにはユーザー登録したものの、実際に講座を受講した事はありませんでした。
したがって、普段講座の案内メールが届いても全く気に留めていません。
でも今回に限ってなぜ目に止まったのか?
それは、自分が文章を書くときにいつも感じていることだったからです。
自分が思っていることを偶然目にすると強く印象に残る
今回の講座の案内も「すらすら書ける文章講座」みたいな見出しだと、全く気に留めていないと思います。
「文章がスラスラ書ける…わけない」がなぜここまで気を引いたかと言うと、自分がいつも文書を書くときに思っていたことだからです。
私のように、文章を書くことがもともと得意ではなく苦労して文章を書いている人からすると、「そうそう、文章を書くのって、そんなにカンタンじゃないんだよ!」とその先を見たくなるのではないでしょうか?
このことから、キャッチコピーを書く上でのヒントとして「人は自分が思っていることを書かれると、興味を引かれる」という習性があるのではないかと考えられます。
その理由は占い師に悩みをズバリ指摘されて、感じることと同じだと思います。
「この人は、自分のことがわかるのかも…」という印象を与えられ、続いて「信頼できるのかもしれない」と感じることです。
“お客さんの実感を言葉にした”キャッチコピー例
いくつか例を挙げます。
「今度こそは、夏までに5キロやせる!」(ダイエット目的の製品・サービス)
「今度こそ」の部分に、何度か失敗している苦い経験の実感が含まれています。
「本を売りたいけど、お店まで持っていくのはちょっと…」(古本買取サービス)
読まなくなった本は、部屋でスペースをとってなかなか困ったものですが、お店まで持って行くのも大変…という気持ちを代弁しています。
上記の例の後に「大丈夫!宅配便でお送りください!!」などと続ければ、困っていることを解決してくれるイメージができて、反響が増えそうです。
お客さんが実感していることを言葉にするだけで、興味を引くキャッチコピーができる
ため、お客さんが日々困っていること、悩んでいることを言葉にするだけで興味を引くキャッチコピーを作ることができます。
もちろんこれだけがキャッチコピーを作る方法では無いのですが、お客さんの実感を表しているため、共感してもらいやすく、その後の本文までよんでもらいやすくなるのではないでしょうか。